就職に役立った医療専門学校での学び
高校3年生のとき、将来の夢が決まっておらず、どういった道に進んでいいものかわからなかった私は、医療専門学校への進学を決めました。それは、これから先の社会を考えた場合、医療的な知識を学んでおいて無駄がないと思ったからです。高齢者が増えていくといわれている中で、必ず医療は欠かせないものになると考えました。そこで医療専門学校に通って医療的な知識を身につけていれば、今後自分の就職を決めるに当たって、何かしらの役に立つであろうと思ったのです。そうして医療専門学校に進学をした私は、考えていた以上の学びを得ることができました。同じように医療専門学校に通っていた友人たちの中には、医師免許であったり、看護師の資格取得を目指している子もいたのですが、私はそういったものを取得するまでのことは考えておらず、とにかく医療専門学校で学ぶことのできるカリキュラムをこなしていきました。その中には、人間の身体に起こりうる数々の疾患であったり、それを治癒するための医薬品についてであったり、日常的に起こりうる怪我についてや、それを自分で手当てする方法、また、これまでの医療に関する歴史や、これから期待されている医療の開発についてのこともあり、何かしらの免許を目指していなくても、生きていくうえで必要となる学びだったと思います。
そうして私は、医療専門学校を卒業するにあたって、就職活動を行うことになりました。そのときに選んだのは、スポーツジムのスタッフとしての仕事です。一見医療には関係のない仕事のように思いますが、スポーツを教えていく中で生徒さんの体調を管理することはスタッフの役目であり、医療的な知識を活かすことのできる就職先でした。元々身体を動かすことの好きだった私は、医療専門学校での学びを活かすことができるこの仕事に興味を持ち、就職先として選びました。何の夢も持っていなかった自分を変えてくれたのは、医療専門学校での勉強だったと思います。